宇宙船はうさぎでした
2014-08-30


香港歴史博物館が休館であったために、予定外に見学することにした香港科学館 (もともと香港歴史博物館も予定してませんでしたが...)
ここの地下でやっていた宇宙開発の特別展が意外に面白かったです。

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中国では昨年12月に長征3B型ロケットにより、月面に無人探査機を送り込んだとのことで、その記念展とのことです。

会場に入ると、最初に実物大の月面探査機が目に入りました。
玉兎と名づけられています。
やっぱり中国でも月にいるのはうさぎなのですね。

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見学者は大陸の人が多く、みんなこの玉兎を背に記念写真を撮っています。
ところがこの玉兎、妙に違和感があります。
無人探査機にしては妙にサイズが大きいのと、アルミ板で作られた武骨な箱みたいな形をしていて...
こういっちゃ悪いですが、なんか小食屋台みたいなイメージです。本当にこれを月に送り込んだのかな? と疑問に思ってしまったのですが、しかしながら実際の月面から送られてきた写真を見ると、こちらはアルミの箱の部分がちゃんと金箔で覆われていています。

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どうも今回の展示用にこしらえた実物大模型のようで、よくよく見ると造りにけっこうアラが見えます。
まあ、こんなものなのでしょうね。

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奥の広いフロアに入ると月着陸船からこの玉兎が出てきたところの実物大ジオラマが作ってありました。
この月着陸船は名前を「嫦娥(ちゃんがー)」というそうで、月の女神のようです。
ところでこのジオラマ、さらに造りが粗くて、段ボールに銀紙を貼って作られているのがありていに分かってしまう程でした。

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このフロアを見てようやくこの特別展の趣旨が分かってきました。日本だとこの手の展覧会って出来る限り本物を見てもらおうと、展示物の確保に腐心するとこころですが、この香港の展示会、中国の月面探査の成功をみんなでお祝いしましょうというのが主旨のようです。
そんなわけで、宇宙技術の展示のほかに、月面探査の成功を祝って作った陶芸や書画など、記念の品々なども展示されていました。

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